このケヤキは、推定樹齢が約250 年で、1991年3月より富士宮市の保存樹として指定されています。一目通り2.9 mと1.4mの2本の幹が、根元でひとつになっていることから「夫婦(めおと)ケヤキ」と呼ばれています。この呼び名は、明治から昭和期の政治家である尾崎行雄が、富士五湖を周遊した際につけたとされています。

高木となるケヤキは、日本各地に存在していますが、2本の大木が寄り添うように立っていて「夫婦ケヤキ」と命名されているケヤキは他には例を見ません。猪之頭地区の人々の温もりが「夫婦ケヤキ」から伝わってきます。

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